9581 | 狙撃手の掟 | 順介 | 12/12 18:36:41 | 2181cfCxDbFwAxMTY |
続くかどうかわかりません。 きっと続きません(ぉぃ http://jun.huuryuu.com/ 歴代作品があるのでよければどうぞ。 クソばっかりでs(ry では!「狙撃手の掟」 |
順介 | 12/12 18:36:58 | 2181cfCxDbFwAxMTY||816 | ||
「アリスターよ、何故人を殺めるのか、わかるか?」 「………それが仕事だからです、ズレイブ師匠」 レンガ造りの洋風の家。 暖炉では火が細々と燃え、部屋を薄暗い電球が照らしている。 ベッドで仰向けに、布団を被って寝転ぶ白髪の男性、ズレイブは、まだ若い青年、アリスターに話しかけていた。 「よろしい。では、行ってきなさい」 ズレイブが寝ようとすると、アリスターは「はい」とだけ言って部屋を出て行った。 |
順介 | 12/12 18:37:47 | 2181cfCxDbFwAxMTY||847 | ||
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順介 | 12/12 18:37:55 | 2181cfCxDbFwAxMTY||5 | ||
「……何故こんな日に……」 アリスターはブツブツと独り言を言いながら、あるアパートの平らな、柵の無い屋上にやってきた。 雨は土砂降り。そんな中黙々と、持ってきたアタッシェケースから出した物体を組み立てる。 やがて、ライフル銃が出来上がった。 「……………」 アリスターは腹這いになり、通りを挟んだ向こう側にある家の2階をライフルに付いたスコープでのぞく。 地面に当たる雨の音で騒がしい中、彼は微動だにせず、ただその時を待っていた。 |
順介 | 12/12 18:38:8 | 2181cfCxDbFwAxMTY||823 | ||
やがて、部屋に一人、若い十代半ばほどの女性が入ってきた。 彼女に照準が合う。 だがアリスターは撃たなかった。 「………若い………」 一度スコープから目を離し、標的の写真を確認する。 もう一度スコープに目を当てる。 標的は死角のベッドで寝てしまって、撃てなかった。 |
順介 | 12/12 18:38:16 | 2181cfCxDbFwAxMTY||718 | ||
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順介 | 12/12 18:38:29 | 2181cfCxDbFwAxMTY||310 | ||
「……はい……はあ……すみませんでした……はい、では……」 ズレイブが電話を切り、暖炉の火をボーっと見つめるアリスターを見る。 「アリスター、依頼主がお怒りだぞ。どうしたんだ」 「すみません、師匠……。私にはあのような若い女性を殺すことは………」 「仕事なんだ、割り切れんか」 「わかりました……すみません」 火を見ながら答えるアリスター。 ズレイブが唐突に手紙を差し出す。 無言のまま、彼は部屋を出て行った。 「……クリス……」 差出人の名前を確認し、封を切る。 |
順介 | 12/12 18:45:43 | 2181cfCxDbFwAxMTY||675 | ||
中の手紙には、美しい字が綴られていた。 『アリスターへ お元気ですか?あなたが出て行ってもう1年が過ぎました。 そろそろそちらに行きたいのですが……まだ、ダメですか? あなたが日々元気でいることを祈るばかりです。 お返事待っています。頑張って! クリスより』 「もう……1年か……」 テーブルに手紙を置き、足元にあった毛布を被って、眠りについた。 時計は既に12時を回っていた。 |
順介 | 12/12 18:47:7 | 2181cfCxDbFwAxMTY||748 | ||
とりあえず、ここまで。 第1章とか書くの忘れてました。 最近短編しか書いてなかったので……。 てか長編ってオチとか考えるのが難しいんですよねorz そんなわけで、感想をお待ちしております。 期待はしてませんから大丈夫です(謎 |
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