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9612あたしはナポレオン。+第二話+Kozue12/18 17:2:262184cf1I7c/yJyWv.
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Kozue12/18 17:2:382184cf1I7c/yJyWv.||703
【偉大なる世界・アルヘンティー】

Kozue12/18 17:3:62184cf1I7c/yJyWv.||38
 ヴェーダとヴェーラに手を引かれ、しばらく空を飛んでいると、
やがて綺麗な湖が見えた。湖のほとりには、真っ白な立派な御殿がある。
ヴェーダ「あれが、私たちの住まいです。」
一代「え…?あれが?すっごく綺麗じゃないですかぁ!(゚д゚;)」

 三人は地上に降り立った。

Kozue12/18 17:4:62184cf1I7c/yJyWv.||217
ヴェェーラ「清めの呪文で、悪はこの宮殿に入れません。
       神聖なる住まいなのです。」

一代「き・清めの呪文…?つーか、あなたたち、何者なんですかっ?!ここ、
    どこなんですかっ?!」


 ヴェーダは、ゆっくりと微笑んだ。

ヴェーダ「詳しいお話は中でしましょう。お入り下さい。」

 フェルマー宮殿に、一代は足を踏み入れた。中には、白い服を着て、
ブロンドの髪を垂らした侍女が4人いた。

Kozue12/18 17:4:462184cf1I7c/yJyWv.||512
侍女A「ようこそ、偉大なる訪問者殿。お越しをお待ちしておりました。」
侍女B「ここは、神聖なるフェルマー宮殿。ここへ入った者は、英知と美の女神・
    ヴェーダさまと、時と生と死の女神・ヴェーラさまのご加護を受ける
    事でしょう。」
侍女C「そして、この世界で最も偉大なる神は、大いなる女神・モンデントさま。」
侍女D「モンデントさまが起きられた時からこの世界は始まり、モンデントさまが
    東の山の陰に消えてしまわれた時、このアルヘンティーは終末を
    迎えます。」

Kozue12/18 17:8:442184cf1I7c/yJyWv.||297

ヴェーダ「現在このアルヘンティーは、危機を迎えています。」
ヴェーラ「東の国・エナミーと、アルヘンティーは過去に、幾度となく争い
      ました。」

ヴェーダ「アルヘンティーは、経済危機に陥っており、数年は衰退の一途を
      辿っているのです。」

ヴェーラ「エナミーに戦いを挑まれたら、我が国はひとたまりもありません。」
ヴェーダ「エナミーは、そこにつけこみ、我が国の宝物の、グレートユニコーン      を渡さなければ、攻撃すると脅してきました。」

Kozue12/18 17:10:102184cf1I7c/yJyWv.||58
ヴェーラ「アルヘンティーに、グレートユニコーンとモンデントさまは不可欠。」
ヴェーダ「グレートユニコーンは、伝説の生き物です。グレートユニコーンの
      たてがみを手に入れたものは、不老不死の力を手に入れ、限りない
      名声と富を得るのです。以前は、モンデントさまが御自信の御手で
      育てられていました。」

ヴェーラ「しかし、ここ数年、グレートユニコーンは姿を消してしまい
      ました。その秘密を、どうやらゼウサラノさまが知っている
      ご様子…。そうでしょう、お姉様?」


Kozue12/18 17:11:382184cf1I7c/yJyWv.||747
ヴェーダ「分かりません。妻である私にも、一切を話してくださらない
      のです。ヘラさまにはお教えしているかもしれませんけど…。」

 
 ヴェーダは、肩を落とした。

ヴェーラ「まあまあ、お姉様。ああ、ヘラさまも、ゼウサラノさまの奥様で、
      結婚と美の女神です。」

一代「はァ…。何か、大変なんですね、色々…。」
ヴェーダ「そうなのです…。」
一代「はい…。それは分かったんですケド、それとアタシと、何の関係が
    あるんですか…?」

Kozue12/18 17:12:192184cf1I7c/yJyWv.||909
ヴェーラ「そうでした、そこが肝心なのです。」
ヴェーダ「この世を治めるモンデントさまのお住まいを訪ねました所、
      この我がアルヘンティーを救う事ができるのは、私の娘・ヴェールと、
      一代殿、あなた、とのことでした。」

一代「はィ…?―えっ!!マジ?!は?!(゚ロ゚;)三(;゚ロ゚)」
ヴェーラ「驚かれるのも無理はありません…。私たちも、驚きました。」
ヴェーダ「それに、私の娘まで…。」

 ヴェーダの顔に、暗い影が映る。

Kozue12/18 17:13:122184cf1I7c/yJyWv.||849
一代「あ・アタシ、一体何をすればっ?!(◎ロ◎;)」
ヴェーラ「とりあえず、ヴェールと共にモンデントさまのお住まいに向かう
      のです。」

ヴェーダ「今、私たちが出来る事は、ただそれだけです。一体、何をしなければ
      ならないのか…。ああ、ヴェールが…。」

ヴェーラ「お姉様…。」
一代「その、ヴェールさんは、どこにいるんですか…?」
ヴェール「はっじめましてぇー!!」

Kozue12/18 17:13:442184cf1I7c/yJyWv.||8
 その時、向こうの柱から一人の女の子が飛び出てきた。ヴェーダに良く似ている。

ヴェーダ「ヴェール!一代殿になんていう口を聞いているのですっ?!」
一代(うっわ、激しく親子の性格が違う…。)

 一代は、自分と母親のことを思った。そういえば、母親と自分は、
性格までソックリだなぁ…。

Kozue12/18 17:14:282184cf1I7c/yJyWv.||427
ヴェール「ごめんなさぁいっ!一代さん、よろしくねっ!アタシ、
      ヴェール・ドーリッシュ・ゼウサラノ。お父様の跡継ぎなんだよ。」

一代「ど・どうも…、ヴェールさま。」
ヴェーダ「一代殿、ヴェールのことは、どうぞ呼び捨てにして下さい。
      ヴェールは、跡継ぎとは言いましても、まだ正式な跡継ぎではない
      のですから。」

一代「え?何でですか?」

Kozue12/18 17:15:122184cf1I7c/yJyWv.||343
ヴェール「ゼウサラノさまには、私を含め5人の妻がいます。そして御子は、
      7人。その中で、ヴェールは一番神としての素質に優れているのです。
      一番の跡継ぎ候補ですが…。ゼウサラノさまの一番目の妻・ヘラさま
      は、御自身の御子・ギュイユさまを跡継ぎに…と考えてらっしゃる
      ご様子なのです。」

一代「どこの世界でもあるんですね、権力争いって。」

 ヴェーダは、物憂げな顔を、一代に向けた。

Kozue12/18 17:15:452184cf1I7c/yJyWv.||831
ヴェーラ「本来ならば、主なるゼウサラノさまに仕える妻たちは、
      皆で協力してゼウサラノさまをお助けするのが役目です。しかし、
      ヘラさまだけは、古くからの慣習を無視なさって、ゼウサラノさまに
      他の奥様方が近づけないようにしてしまいました。」

一代「だから、ヴェーダさまはここに住んでるんですね。」

 ヴェーダは頷いた。

Kozue12/18 17:16:312184cf1I7c/yJyWv.||576
ヴェーダ「そうなのです。ブルッハムン―ゼウサラノさまが住んでらっしゃる
      町ですが―にも、私の御殿はあるのですが、そういう都合上、そこに
      住むことは出来ないのです。その結果、ヴェールも父と共に暮らす事が
      できないのです。」

ヴェール「別にアタシは、そんなんどうでもいいよ。お父様だって、どうでもいい
      だろうしさ。」

ヴェーダ「ヴェール!!」

 ヴェーラが、姉の顔を心配そうに覗き込んだ。

Kozue12/18 17:17:102184cf1I7c/yJyWv.||205
ヴェール「だってホントのことじゃん。どうでもよくないなら、ヘラをなんとか
      するよ。でも、ほっといてるってことは、お母様やアタシのことなんて、
      どうでもいいんだよ、きっと。」


 ヴェールの言うとおりだ。ゼウサラノは、もしかしたらヴェーダ母娘の事なんて、
どうでもいいのかも知れない。

ヴェーダ「それは…そうかもしれませんが…。」
ヴェーラ「それにしても、その言葉遣いはいけませんよ、ヴェール。」

Kozue12/18 17:17:542184cf1I7c/yJyWv.||271
ヴェール「…はい。」
一代「あ・あの…いつ、モンデントさまに会いに行くんですか・・・?つか、アタシ、
    いつ帰れるんですか?学校もあるし、お母さんが心配すると思うんです。」

 
 一代はふと、早く帰ってこいと言った母親の顔を思い出した。ゼウサラノと、
自分の父親が重なる。一代の父親は、他の女の人を追いかけて、お母さんを捨てた。
今はどこにいるのかさえ分からない。

Kozue12/18 17:18:362184cf1I7c/yJyWv.||443
ヴェーダ「ああ、そのことなら心配は要りません。こちらで何年過ごそうとも、
      偉大なる訪問者であるあなたは年を取らないし、ルーラ・マンティーに
      帰っても、全く時間は経過していないのです。」

一代「ええッ!!(゚д゚;/)/な・何でですか?」
ヴェーダ「それはちょっと私にも分かりかねますわ。モンデントさまなら
      ご存知でしょうけれど…。」


Kozue12/18 17:19:162184cf1I7c/yJyWv.||897
ヴェーラ「それはそうとお姉様、早くモンデントさまのところへお連れ
      しなければ…。早い方がいいでしょう。」

ヴェーダ「ああ、そうね。では、一代殿・ヴェール、行きますよ。」
一代「はい…。」

 なんだか良く分からないけれど、行かなければならないらしい。
お母さん、待っててね。何か、大きな出来事が、私に起こりそうだから。
頑張るから。だから―

Kozue12/18 17:21:252184cf1I7c/yJyWv.||832
壁│A`){ちょっと休憩}

やってまいりました、第二話です。

動き始めましたねー…
この先、大変なことが起きるとも知らず…

感想お願いしますm(__*)m

Kozue12/18 17:22:402184cf1I7c/yJyWv.||6
ちなみに、この物語、Wordで200枚いく予定…

Kozue12/18 17:23:252184cf1I7c/yJyWv.||682
あ、間違えてるとこある…

すみれ☆12/18 19:56:182204cfnacloQpOVtw||850
こんばんは^^

ヴェールも、一代みたいなこと言っちゃったりするんじゃないのかなぁ…。
性格は微妙に、現実見過ぎてるけど。

ヘラさん、そんなにつんけんしてると、嫌われちゃいますよ?
独占欲強すぎじゃありません?

梢、大変だろうけど、頑張ってね^^
次回が気になる><

チェリー姫12/18 22:22:552218cf4CCGL56lSrM||154
こんm、最近芸術来てなかったから、梢の新しいお話ができてるなんて気がつかなかったよ、一から見直しました(笑。すごいよね、神秘的でさ、ファンタジックで、あたしが好きなジャンル。そして思ったんだけど、ヘラとかもしかしてギリシャ神話のやつ?ゼウサラノはゼウスかな、名前の由来。。
ヴェールとヴェーダ、親子かぁ、最近、うちの家は喧嘩ばかりです、あたしが反抗期なのか?(笑
ヘラさん。そんなにね夫を縛り付けちゃいけませんよ馬路で、しつこい人は嫌われやすいって雑誌にも書いてあるし、母親を捨てて逃げた父親か、うちは、たまにいらないときがある。じゃ続き頑張ってね

Kozue12/19 20:6:102184cf1I7c/yJyWv.||254
壁│A`){すみれ☆

感想ありでーす^^

一代とヴェール、通じるところがあります。
まず、気が強い…。
押しが強い…。
家庭環境も似てます。

ヘラ…コイツは、大変嫌なヤツです。嫌いです。
ヘラ「…╬」

次回もお楽しみに♪

Kozue12/19 20:19:92184cf1I7c/yJyWv.||430
壁│A`){チェリー

感想ありー☆

そう、名前の由来、全部そのとおりです><
ヘラは嫉妬深いみたいだから、ヘラで、
ゼウサラノは、ゼウスは神の首長だからって感じで。

結構神話とか好きで、調べたりしたんだよねー。

次回もお楽しみに♪

Kozue12/19 20:28:562184cf1I7c/yJyWv.||630
壁│A`){ついでに。}

ちなみに、大いなる女神・モンデントの名前の由来は、
ある有名なファンタジーノベルの女神さまの名前をもじりましたー♪
分かる人いるかな…?
元は、「月の子」という意味だそうで。
このファンタジーノベル、マジで面白いです(*≧▽≦)ノシ
それに憧れて、今回はファンタジー書いてます(*´ェ`*)

ミル12/20 1:56:372194cf0t25W75q4.w||188
こんばんは〜
よっと遅い感想・・・。

すべてモンデント様だね;何か重要な鍵をつかんでいるような気が・・・。

ヘラ・・・気にくわないね!!!
それより、一夫多妻制なんだ・・・。
権力争いが絶えなさそうで・・・怖いですね;
少子化が進んでいる日本にはぴったりかもしれないけど・・・
妻同士の争いが嫁姑争いより怖そう;良いようで悪いね、一夫多妻制・・・。
それより、なぜ自分はこんなに一夫多妻制のことばかり・・・;まぁ、いいか;

ヴェール・・・可愛い^^お気に入りキャラです♪
さて、一代とヴェールがどうなるか楽しみっ(≧∇≦)

Kozue12/20 16:46:72184cf1I7c/yJyWv.||596
壁│A`){ミル}

感想ありがとねー♪

モンデントさま…重要どころの騒ぎじゃないです。
命です。鍵です。柱です。電柱です。(暴走。

ヘラ…全然いい評価がない。(笑)
ヘラ「╬」
ヴェーダ「当然じゃないですか?」
ヘラ「何ですってぇ?!」
ちなみに、一夫多妻制なのは、統べる者のみですー♪

ヴェール、よかったね。
ヴェール「うんッ。あ、でも喜んでもいられないや。」
一代「え?何で?」
ヴェール「うん、いろいろあってね。実は―」
ネタバレ注意!!(゚д゚;)

次回もお楽しみに☆


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