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9633あたしはナポレオン。+第三話+Kozue12/21 13:6:332184cf1I7c/yJyWv.
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期末終了☆
えー、告白いたしますとですね、
理科2は48点でした。(100点満点)

Kozue12/21 13:7:02184cf1I7c/yJyWv.||178
【旅立ち】

Kozue12/21 13:7:402184cf1I7c/yJyWv.||229
 気付けば、一代はまた空を飛んでいた。西之山、つまりモンデントの住処へと
向かった。女神の助けもあり、程なくして西之山に到着した。西之山は、アゴダマ森
の中にあり、ユニコーンリバーに囲まれている。この山に入ることが出来るのは、
聖なる生き物と呼ばれる、エルフ・女神・ユニコーン・妖精等だ。そして、
偉大なる訪問者―グレートビジターも…。
  
 西之山入り口で、ヴェーダとヴェーラは、ヴェールと一代に言った。

Kozue12/21 13:9:102184cf1I7c/yJyWv.||786
ヴェーダ「ここから先、私たちは、あなた方を助ける事ができません。」
ヴェーラ「二人で、あらゆる困難に立ち向かわなければなりません。」
ヴェーダ「その道のりは、決して平坦な物ではないでしょう。」
ヴェーラ「しかし、行かなければなりません。あなたたちに、このアルヘンティ
      ーの未来がかかっているのです。どうかそれを忘れないで。」

ヴェーダ「あなた方は、決して二人だけではありません。私たちと、モンデント
      さまがいつもあなた方を想います。」


Kozue12/21 13:9:512184cf1I7c/yJyWv.||812
ヴェーラ「偉大なる訪問者と、神の継承者に幸あれと祈ります。」
ヴェーダ「これを持っていきなさい。」

 ヴェーダは、ヴェールに水晶のペンダントを、一代に水晶が埋め込まれた杖を
渡した。

ヴェーダ「この水晶のペンダントは、あらゆる傷を癒し、人々に勇気と希望を与
      えます。そしてその杖は、全ての悪を浄化し、あなた方の行く道を照ら
      してくれるでしょう。」


Kozue12/21 13:10:192184cf1I7c/yJyWv.||550
ヴェール「―お母様。」
一代「頑張ります。きっと、このアルヘンティーを救ってみせます。」
ヴェーダ「さぁ、行きなさい。」

 ヴェーダとヴェーラは、空へ登り、やがて姿は見えなくなってしまった。

ヴェール「一代、アタシたち、きっと還ってこようね。」
一代「―うん。」

Kozue12/21 13:10:422184cf1I7c/yJyWv.||665
 一歩一歩、一代とヴェールは進んでいく。この先に何が待ち受けているのか、
それはまだ分からないけれど、やってみるしかない。
だってナポレオンのあたしには、不可能なことなんてないから。

Kozue12/21 13:11:32184cf1I7c/yJyWv.||819
 あらゆる悪をシャットアウトする門には、エルフの女が二人立っていた。

女A「お待ちしておりました、ヴェール様・偉大なる訪問者殿。モンデントさまが奥
   でお待ちです。」
女B「この先の山へは、私たちエルフの力を使わなければなりません。これをお使い
   下さいませ。」

 そう言ってエルフの女は、涙の形をしたペンダントを一代に渡した。

Kozue12/21 13:11:272184cf1I7c/yJyWv.||568
女B「ヴェールさまには、必要はありません。」
ヴェール「何で?」
女B「あなたが、神の継承者だからですよ。エルフの守りは、あなたの体内にあるの
   です。」
ヴェール「??」
女A「こうしてはいられません。刻一刻と、危機が迫っているのです。行きなさ
   い。」

 一代とヴェールは、門をくぐった。

Kozue12/21 13:12:02184cf1I7c/yJyWv.||467
モンデント「ようこそ、我が山へ。」
ヴェール「モンデントさまッ?!」
一代「は・は・は・初めましてッ(@□@;)わ・私、佐々木一代ですッ!」
モンデント「知っていますよ。あなたとヴェールは、私が呼んだのです。」
ヴェール「え?」
モンデント「あなた方の心に、話しかけてみたのです。気付いたはずですよ。」

 一代は、数日前の出来事を思い出した。

Kozue12/21 13:12:322184cf1I7c/yJyWv.||747
【光代「一代!そこのお皿拭いて!」
 一代「はぁい。」
 (一代…一代…あなたは来なくてはなりません…どうか力を貸して…一代…)
 一代「ん?お母さんなんか言った?」
 光代「いやぁねぇ、何にも言ってないわよ。】

Kozue12/21 13:13:42184cf1I7c/yJyWv.||603
一代「ああっ!あの時…」
モンデント「思い出してくれたようですね。あなたは知らず知らずのうちに、私
       の言葉に反応して、この世界に来たのです。」

ヴェール「あのぉ、アタシ、そんな記憶無いんですけど…。」

 ヴェールが、ちょっと困ったような顔をして尋ねた。
 モンデントはにっこり微笑んだ。

Kozue12/21 13:13:222184cf1I7c/yJyWv.||135
モンデント「それもそのはずです。私は、あなたが生まれる前に話しかけました。」
ヴェール「えー?!(゚д゚;)」

 そこでモンデントは、視線を下に落とした。

Kozue12/21 13:14:12184cf1I7c/yJyWv.||121
モンデント「ずっと前から、アルヘンティーに危機が迫る事は、察していまし
       た…。だから、ヴェール、あなたが必要だったのです。あなたの神と
       しての素質を、私は見抜いていました。今は、まだあなたの力はそれ
       ほど発揮されていないかもしれません。しかし、あなたには無限大の
       可能性があるのです。」

ヴェール「ほぇ…。」
一代「何をすればいいんですか?」

Kozue12/21 13:14:272184cf1I7c/yJyWv.||422
モンデント「この国にいる、さまざまな種族たちの心を一つにするのです。あな
       た方は、私の使者としての役割を果たして頂きます。」

ヴェール「モンデントさまじゃ、ダメなんですか…?」

 不安だった。ヴェールは、まだ神としては力不足で、経験も浅い。それに、この一
代とかいう子は、どんな子…?

Kozue12/21 13:14:562184cf1I7c/yJyWv.||85
モンデント「東の山の麓に、洗濯小人の里がありますね?」
一代(洗濯小人…(゚д゚;))
モンデント「ヴェールなら知っているはずですが、私が東の山の陰に隠れたと
       き、このアルヘンティーは滅亡すると言い伝えられています。」

ヴェール「本当なんですか、それ?」

Kozue12/21 13:15:302184cf1I7c/yJyWv.||41
モンデント「この言伝えには、少し説明を加えなければなりません。まず、東の
       山の向うには、エナミーという別世界があります。その国とアルヘン
       ティーは、川一つ隔てていますが、その川の向うに、フエンザとい
       う、向うの世界の神がいます。遙か昔は、エナミーとアルヘンティー
       は同じ世界に属していましたが、私とフエンザの間に、ちょっとした
       いざこざが起きました。それが、第一次分割戦争です。」

Kozue12/21 13:16:32184cf1I7c/yJyWv.||751
 一瞬、モンデントの目が、遠くを見るような目つきに変わった。

一代「分割戦争…?」
ヴェール「お母様が言ってた。第一次分割戦争の後、エナミーとアルヘンティー
      は分かれたって。そうですよね?」

モンデント「そうです。忌まわしい過去です。私のせいで、人も、エルフも、小
       人たちも、ドラゴンも被害にあいました。大事なユニコーンも…。」


Kozue12/21 13:16:282184cf1I7c/yJyWv.||191
 そこでモンデントは言葉を切って、声を詰まらせた。

モンデント「辛い時期でした。国土は荒れはて、疫病が流行りました。分割戦争
       が終わると、フエンザは東の山に、分割戦争の爪痕を残していきまし
       た。それが、ブラックユニコーンです。」

一代「ブラックユニコーン??」

Kozue12/21 13:16:592184cf1I7c/yJyWv.||559
モンデント「グレートユニコーンとは正反対の生き物で、あらゆる悪を撒き散ら
       します。私がブラックユニコーンに近づけば、私は自我を失い、この
       世界を守れません。」

ヴェール「でも、もしそうなってしまったとしても、お父様がいるじゃないです
      か?お母様や他の神々もいるし。」


 モンデントは、その端整な顔に、困惑の色を浮かべた。

Kozue12/21 13:18:92184cf1I7c/yJyWv.||989
モンデント「まぁ、それはそうなのですが…。やはり、アルヘンティーは、私が
       いないといけません。アルヘンティーは、私であり、私はアルヘンテ
       ィーであるのです。だから、私はこの世界を必要とし、この世界も私
       を必要としているのです。そして、ブラックユニコーンの暴走を止め
       ることができる、唯一の存在、グレートユニコーンもです。」

一代「そうなんですか…。」

Kozue12/21 13:18:452184cf1I7c/yJyWv.||845
モンデント「そのグレートユニコーンが危機にさらされている、すなわちアルヘ
       ンティーの危機です。あなた方の協力が必要なのです。」

ヴェール「アタシに出来るかな…。」
モンデント「大丈夫、心配は要りません。一代がいます。」
一代「えっ?!」
モンデント「インストラクターとして、ドラゴン族首長の孫の、スアをお供につ
       けます。役に立つでしょう。」


Kozue12/21 13:19:42184cf1I7c/yJyWv.||627
 視界が開いた。霧が消える。モンデントが消える。

モンデント「偉大なる訪問者と、神の継承者に幸あれ。」

 山が消える。大いなる女神・モンデント、あなたのご加護がありますように。

Kozue12/21 13:20:452184cf1I7c/yJyWv.||502
壁│A`){ちょっと休憩}

いかがでしたか?
今回は、アルヘンティーとモンデントについてが主でしたが…。
重要です。
次回は、いよいよ最初の試練が待っています。

感想お願いしますm(__*)m

すみれ☆12/21 20:7:502204cfnacloQpOVtw||289
こんばんは^^
一番乗りかな?

ヴェールが生まれる前に話しかけた…。
そりゃ、誰でも覚えてられませんよ(笑)
もし覚えていたら…誰ですかっ!?

ブラックユニコーン…ちょっと、真っ黒なユニコーンを想z(強制終了)
まぁ、違うと思うけど。

次回も楽しみにしてるね^^

Kozue12/22 13:21:292184cf1I7c/yJyWv.||642
壁│A`){すみれ☆}

感想ありー♪

ヴェールは、かなり特別な存在なので、
モンデント様的にも特別だったんですね。
だから特別な方法でー、ってことかな?(誰に聞いてるんだ。

ブラックユニコーンは、マジで真っ黒なユニコーンです(ぇ。
グレートユニコーンは、真っ白ですけど。
噂によると、カワイイらしいです(ぉぃ。

次回もお楽しみに♪


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