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9637おれさまてき、にちじょうみみら〜12/21 20:18:152182cfh6EqIN90Bfk
主人公、佳森 千早 (よしもり ちはや)

みみら〜12/21 20:25:72182cfh6EqIN90Bfk||43
つまらない。

本当につまらない。

花がきれいだ、と教師は言う。

確かにきれいだな。

子犬がかわいいと、友人が言う。

確かにかわいいな。

みみら〜12/21 20:29:392182cfh6EqIN90Bfk||511
双方ともスバラシイ、が、つまらない。

いっそ一瞬で花を腐らせる雨が降ればいい。

そうすれば楽しくなる。

いっそ子犬が牙をむいて襲い掛かってくればいい。

そうすれば、楽しくなる。


みみら〜12/21 20:48:392182cfh6EqIN90Bfk||931
僕は、必要無いな・・・と思い教科書を焼却炉に入れて火をつけた。

そんな時、1番信頼している老教師、石原教諭に声をかけられた。

「おやおや、教科書で焼き芋でもはじめるのかい?」

「失礼ですが教諭。焼却炉で焼き芋をする人間はいるでしょうか?」

「ふむ、君は冗談についてもう少し教養を持つべきだったかな。残念だよ、今日でお別れとは。」

僕は今日高校を自主的に退学した。

みみら〜12/21 20:52:512182cfh6EqIN90Bfk||294
理由は、とくに無いが。

とりあえず、無駄、と思ったのだろう。

無駄と必要は紙一重。

その一重を完全に見極められるのは神程度だろう。

「僕も残念です。教諭。あなたの授業のみ、僕は面白いと思えたのですから。」

「天才、というのも難儀なものだね。いつでも訪ねてきなさい。話し相手程度にはなろう。」

みみら〜12/21 20:57:382182cfh6EqIN90Bfk||287
「はい。ありがとうございます。また・・・会いましょう。」

木々が揺れ、木の葉の擦れる音が歩き去る僕の耳に色濃く残った。

さみしいと思うのも悪くない。

なぜならこの瞬間は永遠的に心にとどまり続けるだろうから。

「さてと、これから何をしようか。」

何だって出来る。

みみら〜12/21 21:2:52182cfh6EqIN90Bfk||872
金もある。定期的な収入も。

仕事は非合法な情報収集。

1時間程度ネットの海をさまよって、企業の重要情報を取ってくれば200万ほどの金が手に入る。

これもIT事業の一種だろうか。

そうだ・・・まずは、銀行強盗でもしてみようかな。

とても面白そうだ。

みみら〜12/21 21:3:582182cfh6EqIN90Bfk||637
1話完

感想お願いします^^

誇水12/21 21:13:182202cfuY13HqSYdtQ||431
こんにちは^^誇水(こみず)です!
めっちゃおもしろかったです!!なんか
続き早くみたいです!!
次回待ってます☆

みみら〜12/22 20:59:506034cf9yrBZDrYUPA||224
感想ありがと〜^^
次もがんばります^^


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