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9673EMERLDKNIGHT+PLUS++参拾鉢キーア12/25 15:37:402191cf/cZWdmfTKcw
EMERLDKNIGHT_全1〜26唱『 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-8283.html 』
1〜26唱・28〜32〜35唱・特別編
第36唱『http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9609.html』
第37唱『http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9651.html』

キーア12/25 15:37:542191cf/cZWdmfTKcw||388
人は皆、心に闇を持っている

それは 憎しみや怒りから出来た 黒い心だ

すべては自分が作り出しているのだ 

闇が心を支配する時 自分も支配されると同時に 全てをなくしてしまうことになる

この物語は、一人の少年“ソラ”とソラを支える仲間たち
“テン”“リナ”“ヴィラ”“ラコル”“光狼”“アルフィー”
達との勇敢な冒険の記録である

キーア12/25 15:45:252191cf/cZWdmfTKcw||538
第38唱 過去を振り返るな 未来だけをみて歩け

 それは、今から7年前の事。
よく晴れた夏だった。

ソラ「お母さん、いってきまーす」
ソラ母「いってらっしゃい。ソラ」

その時の俺は5歳。まだ、何もかもが楽しくて仕方が無い時期だった。
毎日楽しく、保育園へと行く俺。

キーア12/25 15:48:22191cf/cZWdmfTKcw||103
ある日の土曜日だった。
 その日は、その日の気分を表すかのような大雨となった。
母や父は家にいる。
いつもと変わりない土曜日になるはずだった。
そう、あの瞬間までは・・・。

ソラ母「ソラ、ちょっとおつかいに行ってくれるかな?」
ソラ「うん。いいよ。けど、どうして一緒に行かないの?」
ソラ父「ちょっと、お父さん達用事があってね」

俺は長靴を履いて、手には手提げ鞄を持ち、傘を持って外へ出た。

キーア12/25 15:51:512191cf/cZWdmfTKcw||261
あの時、俺がおつかいになど行かなければ・・・。
あんな事にはならなかったのかもしれない。

  ***

1時間ぐらい経ち、ようやく俺は買い物を済ませ家へ戻って来た。
何故か玄関のドアが開いていた。
ずぶ濡れの傘を傘立てに立て、長靴をぬいだ。
リビングへ通じるドアも全開だった。

そこへ足を踏み入れる瞬間、俺は時間が止まるような感覚になった。

キーア12/25 15:55:12191cf/cZWdmfTKcw||43
目の前には、血だらけになった父が手前にうつ伏せになっていた。
奥には、壁にもたれかかり父の様に血だらけになった母が居た。

 俺は慌てて手前にいる血だらけの父の体を揺さぶった。

ソラ「お父さん!!お父さん!!しっかりして!どうしたの?」
ソラ父「ソ・・・ラ・・・。これだけは覚えておくんだ・・・。
    後を振り返るな。前を見て歩け。絶対に過去を振り返るんじゃない」


父はそう言った。俺の目から自然に涙があふれ出る。

キーア12/25 15:57:322191cf/cZWdmfTKcw||440
首を横に振り、父の顔を見る。
 父はかすかに笑い、ゆっくりと右手を僕の右頬にあてた。
暖かかった。しかし、父はゆっくりと目を閉じ、右手も次第に頬から離れ、
死んでしまった。

ソラ「父さん!!!

俺は思いっきり叫んだ。泣いた。
母にも同じような事をしたが、もう息が無かった。
地べたに座り込んで泣く俺。

 こんな無様な光景を目の前に、どうする事もできなかった。

キーア12/25 16:0:142191cf/cZWdmfTKcw||143
その時だった。
 背後から何かの気配を悟った俺は、後ろを振り向こうとした。
だが、振り向く寸前、誰かに後頭部を何か棒の様な物で殴られた。
一瞬にして俺は前へ倒れこんだ。
頭からは父や母と同じ色をした赤い液体が流れ出る。

 かすかに意識が残る。遠く離れた場所に誰かが立っている。

ソラ(だ・・・・・誰?)

その姿は、20代前半ぐらいの長髪の男だった。

キーア12/25 16:2:472191cf/cZWdmfTKcw||131
黒い髪に、感じの違う服装。
 俺の方を振り返り顔を見せた。
その顔には、勝利のような顔。憎らしい顔があった。
目は、この世の目ではない。
闇に生きる目をしている。

その男はあっという間に姿を消した。
そこから俺は意識をなくした。

 しかし、運良く回覧板を持ってきた近所の人が、呼び鈴を鳴らしても出ない事と、
玄関のドアが大きく開いているのを不審に思い、入ってきて俺達を発見した。

キーア12/25 16:5:482191cf/cZWdmfTKcw||492
 そのまま俺は病院に運ばれた。
父と母はもう手遅れだったが、俺は一命を取り留めた。
頭には包帯を巻き、死んだような目をしていた。
父や母が死んだ。俺の所為だ。そんな事が頭の中で周り続ける。

 何故、父と母があの男に殺されなければいけないのか?
どうして俺の家に?それは今でも分からない。
もしかすると、母と父はあの家にあの男が来る事を知っていて、
俺を外へ逃がしたのか?

今でもあの男の憎い顔をはっきりと覚えている。

キーア12/25 16:9:72191cf/cZWdmfTKcw||88
 それから俺は今まで、親となる人(現在の母)の元へ行った。
父は必要ない。
あのときの言葉が頭にあったからだ。
今はちゃんと一人で生活できる。

後を振り返るな。前を見て歩け。過去を振り返るな 未来を見て歩け

その言葉は、俺が最後に聞いた父の声。言葉。
その言葉を今でも俺は、守り続けている。決して過去を振り返らない。
未来だけを見つめて歩き続ける。
そう、心に誓っていた。

つづく

キーア12/27 7:49:482191cf/cZWdmfTKcw||884
***ミニミニ小説***
  月夜の晩に・・・

 2006年12月9日
 少女は、朝陽が上ると同時に目を覚ました。
背中には大きなハンマーのような物を背負い、いつものように公園へ向かう。
朝の公園には人は居ない。少女はそこで武器の訓練をする。
それからゆっくりと家へ帰る。

「お帰り時音。朝食の準備ができてるよ」

キーア12/27 7:52:162191cf/cZWdmfTKcw||641
 時音と呼ばれた少女は、少年と共に朝食をとった。

「光哉、今日は学校、無いのか?」

光哉と呼ばれた少年。時音の居候させてもらっている家の住人だ。
残ったトーストを呑み込んで、光哉は答えた

「うん、土日は休みだから。暇だったら一緒に散歩でもどう?」

光哉のお誘いに時音は軽く頷いた。
お昼過ぎ

キーア12/27 7:55:242191cf/cZWdmfTKcw||341
時音は光哉と一緒に公園近くまで来ていた。
 人は朝よりは見かけるが、多いともいえない。
そんな公園にある声が聞こえた。

“さっさと出せよ。ほら”
“ださねぇとぶっ飛ばすぞゴラァ”

3人の人影。
1人を挟むようにして立っている少女達。
時音は背中に背負っているハンマーのような物に手をかけた

キーア12/27 7:57:382191cf/cZWdmfTKcw||888
「あんたら何やってんの?」
「・・・ンァ?あぁ、天宮さんね。転入生の」
「この子ったらぁ、貸したお金返してくれないから〜、返してっていってんの」

その少女は嫌な目線で、1人の少女を見る。
少女はかなり震えていた。

「とてもそんな風には見えないんだけど。反対に、お金を取ろうとしていると思う」
「あんだと?テメーぶっとばされたいのか?」
「痛い目合わないうちに、とっとと失せろよな」

キーア12/27 7:59:522191cf/cZWdmfTKcw||374
 光哉は時音を抑えに入ったが、手遅れだった。
時音は巨大ハンマー【トリック】を握り構えた。
少女達は驚いた目をしている。

「お前達がぶっとばされたいのか」

時音は【トリック】を地面に軽く叩きつけた。
地面にはヒビが入った。
軽い揺れも起きた。
 少女達は驚いて、腰を抜かしてしまった・・・・。

つづく

キーア12/27 8:3:382191cf/cZWdmfTKcw||753
***キーアのコバナシ23 ソラの過去の巻***
 意外な真実ですねー。私もびっくr(強打
ちょっと設定をごちゃごちゃと変え、父と母をなくしたことになっています。
現母は、仮の里親のような存在で、大きくなったソラの教育費などをかせぐため、
海外っぽい所で働いているのです。

 今回は会話が少ししかなく、ちょっと見づらいなー・・・と思うのですが、
次回はちゃんと会話を増やしますので〜

でわ、次回まで

すみれ☆12/27 19:40:532204cfnacloQpOVtw||889
こんばんは^^

ソ、ソラ君にそんな過去が…意外…と言ったら失礼ですが、明るく振る舞ってたんでしょうねぇ…。
きっと、影で泣いてたんでしょう。

5歳でおつかい…私にはないことですねぇ。
私でしたら、きっと、迷います(笑)

次回も楽しみにしていますね^^

キーア12/27 21:0:442191cf/cZWdmfTKcw||936
すみれ☆サン
 コンバンワ(*´ω`*)

ソラには意外な過去があったのですよ〜。
設定にも無理がありましたが・・・(;´▽`A``
 誰にも自分が悲しくて、辛い思いをしていても決して人前に出さないタイプで・・・。
かなり辛いと思います。
5歳でお使い。
私なんて5年生で始めてお使いですよ(笑)
迷った所為で1時間ほどかかったのでしょうかね?

次回もよろしくです

エリン12/28 10:26:482192cfBkVEKUKuVbY||300
感想でぃすヽ(´ー`)ノ

ソラくん・・・かわいそうに・・・・うぅっ(泣
犯人は誰だぁぁ!!!よし、私の推理で・・・
あ。ん?ぅぁー・・・あれ?うーぬ・・・・
犯人の正体・・・・もしかしてむーーーーーん(黙っとけ

時音様、やっちゃいましたね^0^;
私がトリックを見たら、おそらく一目散ですよ(はっはっはははー

次回も楽しみにしております。
あと、私の小説もよろしk(強制終了


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