9680 | あたしはナポレオン。+第五話+ | Kozue | 12/26 9:9:27 | 1988cfOkOtUqpyzLc |
あたなぽ第一話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9589.html あたなぽ第二話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9612.html あたなぽ第三話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9633.html あたなぽ第四話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9656.html シェリトリンド最終回 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9565.html 夢見草咲くころ最終話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9239.html あの時 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9474.html クリスマス祭りも終り、感想も少なく、 やる気が減少しています。(泣。 |
Kozue | 12/26 9:11:38 | 1988cfOkOtUqpyzLc||940 | ||
マルコスは足が速い。体力に自信のある一代も、さすがに少しへたばった。 一代「マ・マルコスッ!!早すぎるってば!!も・もうちょっと、遅く、走って くれれば、いいじゃないのよぉッ!!」 ヴェール「一代、大丈夫?(゚A゚*)」 一代「な、ヴェールは、苦しく、ないのッ?(@ロ@;)」 ヴェール「だってあたし飛んでるからさ。」 一代「は?」 |
Kozue | 12/26 9:12:25 | 1988cfOkOtUqpyzLc||308 | ||
ヴェールの素足が、地面から少し浮いた所にある。何でッ?! 一代「と、と、と、飛んでるッ?!」 ヴェール「一応、あたし神様なんだけど…。」 マルコス「くだくだ言ってねぇでさっさと走れッ!」 一代「な、偉そうに言わないでよッ!あ、あたしは、偉大なる、訪問者なんだ か、らねぇー!!」 本当にこんな奴と旅をしていいんだろうか…。 |
Kozue | 12/26 9:12:43 | 1988cfOkOtUqpyzLc||262 | ||
マルコス「おい、着いたぞ。ここがユウイん家だ。おーいユウイ、マルコスだけど、入 ってもいいかい?」 ユウイ「マルコス…?」 |
Kozue | 12/26 9:13:6 | 1988cfOkOtUqpyzLc||284 | ||
古びたドアが開いた。中からは、少しやつれた感じの女の人が出てきた。年は、ルー ラ・マンティーでいうと26歳くらいだろうか。それにしては髪にあまり潤いがなく、服 もところどころ破けている。しかし、全く貧弱そうに見えないのは―ユウイがあまりに 綺麗だからだろうか。印象的な青色の目は大きく、その目を縁取るように、長い睫がつ いている。鼻はすーっと抜けるようで、おまけにとても色白だ。 一代は思わず見とれてしまった。 |
Kozue | 12/26 9:13:38 | 1988cfOkOtUqpyzLc||715 | ||
ユウイ「あら…?こちらの方たちは?」 マルコス「偉大なる訪問者・一代と、神の継承者・ヴェールだよ。ちょっと、グレート ユニコーンのたてがみについて、話に来たんだよ。」 グレートユニコーンのたてがみと聞いた時、ユウイの顔が強ばった。 ユウイ「あれは、あれは何があっても渡せないわ!絶対に嫌よ!私は、あれを人に渡す くらいなら、死んだ方がマシよ!!」 ユウイは、取り乱した。 |
Kozue | 12/26 9:14:19 | 1988cfOkOtUqpyzLc||439 | ||
ヴェール「そんなに大事なの?そのたてがみは、そんなにあなたにとって大事な 物なの?」 一代「ヴェ、ヴェールッ!(゚д゚;)」 ユウイ「そうよ!あのたてがみは、私とあの人をつなげてくれる物なのよ!あれさえあ れば、あの人はきっと帰ってきてくれるわ!」 ―ピシャンッ! ヴェールは、ユウイの頬を、思い切り打った。 |
Kozue | 12/26 9:15:22 | 1988cfOkOtUqpyzLc||192 | ||
一代「ヴェール!」 マルコス「お前なにやってるんだよ!」 ヴェール「黙れ!わらわが申そうとしておるのじゃ。下がれ。」 一代(人格変わってますよ…(゚д゚;)) ヴェール「ユウイ、そなたは、たてがみに依存しておるだけじゃ。おそらく、マ ハラはもう帰っては来ない。そなたも、それは十分に分かっておる事であ ろう?」 ユウイ「そ、それは…。」 |
Kozue | 12/26 9:16:46 | 1988cfOkOtUqpyzLc||691 | ||
ヴェール「気付いているはずじゃ。そなたとマハラのつながりは、あのちっぽけ なたてがみでしか、保てなくなってしまった。それを認めるのが怖くて、 こんな小屋に閉じ篭っているだけだろう?」 ユウイ「でも…っ、あれは、マハラがくれた物なの!人に渡すわけにはいかない!」 ヴェール「それが、このアルヘンティーのためでもか?この世界が滅びても、そ なたはたてがみに執着するのか?」 一代「ちょっと待ってよ、ヴェール。ユウイさんは、まだたてがみが何で必要な のか、知らないんじゃない?」 |
Kozue | 12/26 9:17:18 | 1988cfOkOtUqpyzLc||755 | ||
ヴェール「知っておるじゃろう。この女は、【神子】じゃ。」 マルコス「何だって?!神子なのか?!」 一代「み、神子って何ッ?!」 マルコス「大いなる女神様と意思のやりとりができる存在だよ。つまり、神の子として の役割を果たすわけ。神子は、何でも大いなる女神様の御意志に従わなけれ ばならないんだ。」 ヴェール「最近、モンデントさまに刃向う者がいると聞いておった。それが、ユ ウイ、そなたなのだな?」 |
Kozue | 12/26 9:17:54 | 1988cfOkOtUqpyzLc||914 | ||
ユウイは、急に怖気づいた。 ユウイ「べ、別に私は、女神様に刃向うつもりなんて…。」 ヴェール「なら、あのたてがみを渡すのじゃ!アルヘンティーが、どうなっても よいというのか?!」 ユウイ「それは…。」 |
Kozue | 12/26 9:19:52 | 1988cfOkOtUqpyzLc||688 | ||
ヴェール「渡せ。わらわはあれを手にしなければならぬ。そなたがここで 渡してくれないのならば、アルヘンティーは崩壊するかも知れぬ。それで もいいのか?アルヘンティーが無くなれば、そなたも、父母も、マ ハラも死んでしまう!」 ユウイ「い、いやです!マハラが、マハラが死ぬなんて!そんな恐ろしい…。」 ヴェール「ならばそなたの選択肢は2つじゃ。たてがみを渡すか、渡さないか。 渡せばそなたの平安は、このわらわが保証する。渡さなければ、この世界 諸共に、そなたも消え去りし者となるであろう。」 |
Kozue | 12/26 9:20:25 | 1988cfOkOtUqpyzLc||709 | ||
静かな沈黙が続いた。 ユウイ「…分かりました。あのたてがみ、託しましょう。私の思いが詰まった物です。 どうぞ大切にして下さい。」 ユウイの目から、一筋の涙が落ちた。彼女はそれ以上、泣かなかった。 ヴェール「ユウイ、よくぞ決心してくれた。そなたの真心は、モンデントさまに も届くじゃろう。マハラにも…。」 |
Kozue | 12/26 9:21:37 | 1988cfOkOtUqpyzLc||747 | ||
ユウイは、小屋の中から、銀色のたてがみを持ってきた。 ユウイ「ヴェールさま、お納め下さい。これが、グレートユニコーンのたてがみで す。」 たてがみは、ユウイの手の中で美しく光った。 ヴェール「ありがとう、ユウイ。」 一代「でもこれ、どうすればいいのかな…?」 一代が呟いたとき、たてがみはユウイの手から離れ、宙に浮いた。 |
Kozue | 12/26 9:23:16 | 1988cfOkOtUqpyzLc||914 | ||
一代「あ…。」 たてがみはヴェールのつけている、ヴェーダからもらった水晶のペンダントに吸い込 まれた。 ヴェール「っ?!」 ユウイ「たてがみが…。」 ヴェール「大いなる女神・モンデント、美しい力を得ん。」 |
Kozue | 12/26 9:23:57 | 1988cfOkOtUqpyzLc||207 | ||
ヴェールの口から、自然と言葉が漏れ出る。 ペンダントは、眩いまでの光を出し、ヴェールの胸に落ちた。 マルコス「す…すげぇ…。」 一代「こんなことって…。」 マルコスと一代は、口をあんぐり開け続けていた。 ヴェール「一代、マルコス、こうしちゃいられないからさ、早く行こう!ブルッ ハムンに早く行かなきゃ!」 |
Kozue | 12/26 9:24:19 | 1988cfOkOtUqpyzLc||769 | ||
一代「あ、うん!マルコス、村長さんに挨拶してから行く?」 マルコス「いや…。俺はいいよ。さっさと行こうぜ!」 一代「うん…。」 後ろから、ユウイは3人に手を振った。 |
Kozue | 12/26 9:27:41 | 1988cfOkOtUqpyzLc||761 | ||
壁│A`)ノ{ちょっと休憩} …やっと一つ目です。 しかもその後に更なる試練が…。 つーか、今回最も嫌いなのは、マハラですね。 許せません。(ぉぃ。 感想お願いしますm(__*)m |
桜餅 | 12/27 16:9:29 | 6186cfJAORVxI1B3Y||368 | ||
梢♪゛ ごめん!!最近INできなくて、今日3〜5ぐらいまで読んだよ。 4話目の一代はスゴイねw 最初は話せなかったハズだったのに、急におわりらへんくらいには 話せるようになってたし!!でもまたスゴイ言語だったね。 5話目はヴェールがいいねッ!! なんか段々神らしくなってってる感じで^^ ちょっとかっこよかったり…笑” マハラはねぇ…ユウイの気持ちがわかっとらんねぇ〜 続きが楽しみだよ☆ミ あたなぽシリーズこれからも続けてねw ンぢゃ、このへんで… |
Kozue | 12/27 17:8:5 | 2182cfzjx3BjE16BY||225 | ||
壁│A`){桜} 一代、何気にすごいです。 というか、ウチがめんどくさかったので… 一代「あたしさ、他にもいろいろ話せるよ。日本語、英語、中国語、韓国語、 イタリア語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、ギリシャ語、マカダ ミア語…」 ヴェール「マカダミア語ッ?!何それッ?!」 一代「え…知らない…。」 マルコス「知らないのかよッΣ(゚Д゚;)」 作者自身も知りません。(ぉぃ。 マハラ…殴ったろか?(ぇ。 次回もお楽しみに♪ |
特殊文字 by.チビファンタジー 過去ログ![]() ![]() | ||||