9683 | 飴と花と恋 | 雨芽 | 12/26 17:47:58 | 2202cfqqqInwppg/w |
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雨芽 | 12/26 17:48:43 | 2202cfqqqInwppg/w||627 | ||
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雨芽 | 12/26 17:52:35 | 2202cfqqqInwppg/w||244 | ||
「―――・・・・・は?無理。」 五十嵐のその言葉を聞いて、何が何だか分からなくなった。 今のじゃ絶対OKなんてことないし――・・・ んでもそんなに軽く振るってありえない――・・・ 「んじゃ。」 五十嵐はくるりと踵を返し、友達の所へ帰ろうとした。 「――ちょ、ちょっと待って!」 私は五十嵐の襟元をグイっと掴んでいった。 「この事誰かに言ったら殺すよ。」 |
雨芽 | 12/26 18:3:22 | 2202cfqqqInwppg/w||576 | ||
こんなこと他の人にバラされたりしたら――・・・ もう学校行けない。 「・・・わーかったって。」 五十嵐は嫌そうに私の手を無理矢理離し、走っていった。 「・・・――はぁっ。」 大きな溜め息をつくと、さっきより落ち着いた。 それと同時に、あることが私の胸にズシっと乗っかった。 「私――・・・・フラれた。」 |
雨芽 | 12/26 18:7:46 | 2202cfqqqInwppg/w||988 | ||
涙なんて出てこなかった。 それどころか、なんか清々しい気分。 私は、冨田さんの所に走っていった。 冨田さんは友達と喋っていたけど、それを引き離してしまった。 でも、早く伝えなきゃ、と思ったから、言った。 「―私、五十嵐に告白した。」 冨田さんは、やっぱり吃驚していた。 私が冨田さんの告白に吃驚した様に。 「んでっ、どうなったの!?」 私はニコっと笑って言った。 「フラれた。」 「え――・・・」 |
雨芽 | 12/26 18:14:2 | 2202cfqqqInwppg/w||740 | ||
その後の帰り道、冨田さんに詳しい告白の状況を説明した。 「――んで、五十嵐が『は?無理。』って言ったんだよーー!!! ひどくない!?」 「はーーー!?!?ひっどーーーー!」 こんな感じで、楽しく話した。 冨田さんと別れた後、すごく気持ちが軽くなっているのに気がついた。 だから、走って家へと帰った。 涙は流さなかった。 すごくすごく「告白してよかった」って思ったから。 |
雨芽 | 12/26 18:18:46 | 2202cfqqqInwppg/w||3 | ||
そりゃ、「付き合ったら『祐太』って呼びたいな〜」とか、 「デートとかして、手ぇ繋ぎたいなぁ」とか、色々考えてたけど、 振られたんだから仕方ない。 でも、1つだけ気になる事があった。 「なぜフラれたか。」 それが分かんなかった。 でも聞く勇気がなくて、しかも春休み中だから会えもしなかった。 だから、冨田さんに相談してみた。 |
雨芽 | 12/26 18:22:3 | 2202cfqqqInwppg/w||957 | ||
「ねぇ、私フラれた理由が分かんなくて、五十嵐に聞いてみたいんだけど・・・」 「じゃあ、電話で聞いてみたら?」 「でも・・・聞く勇気ないんだ・・・」 冨田さんは笑顔でこう言ってくれた。 「私聞くよ!」 |
雨芽 | 12/26 18:46:0 | 2202cfqqqInwppg/w||388 | ||
私は嬉しかった。 「友達っていいな」なんて、幼稚だけど、すごく思った。 「でも・・・私五十嵐の電話番号知らないし・・」 「五十嵐のお兄ちゃんと私のお姉ちゃん同じ学年だったから、電番知ってるかも!」 そう言って冨田さんは部屋を出ていった。 ちょっと経つと、冨田さんが戻ってきた。 「あったよ!!え〜と、○○-△□○○だよ!」 「あ、ありがとっ!」 その後、冨田さん家の電話を借りて、五十嵐に電話した。 |
雨芽 | 12/26 19:30:37 | 2202cfRNQm5xQ8LOg||3 | ||
[プルルルーッ・・・はい五十嵐です] 電話の向こうで、五十嵐の声が聞こえた。 「冨田ですけど〜・・」 [冨田かぁ。何?] 「この前、山田さんに告られたんでしょ?」 [・・・・あぁ。] 「なんで振ったの?」 [・・・・好きじゃなかったから] 「・・・・ふうんっ。んじゃ。」 [おう。――ツーツーツー・・・・・] 冨田さんが顔を上げた。 「聞こえてた?」 「・・・うん。」 ちょっとガッカリだった。 だって、そりゃ好きだったら振るなんてことしないでしょうよ。 もっと、「好きな人がいる」とか、「女として見れない」とか、 ピンとくる答えが欲しかった――・・・・ |
雨芽 | 12/27 21:16:32 | 2202cfItggM5zgrWM||329 | ||
・・・――でも、まあいいや。 可愛くなって、色々頑張ったら好きになってもらえるかもしれない。 それ以上に、いつものイライラがスキっと無くなって、いい気分だし。 五十嵐とは多分中学で別れる。 家は結構遠いから・・・ 卒業するまであと1年、それまでに好きになってもらえる保証なんてない。 でも、努力する。 明日なんて遠くて見えないけど、すぐにやってくる。 同じ様に、卒業だってすぐやってくる。 でも、精一杯楽しく過ごしてやる!! |
雨芽 | 12/27 21:18:54 | 2202cfItggM5zgrWM||446 | ||
***END*** さっぁああと1年!20話まで行くんでしょうか・・・・?? あと3話。あっ、行きそう(*´∇`)ノ 行けたあかつきには小さな拍手をお願いします〜。。 感想お願いします♪ |
すみれ☆ | 12/28 19:26:43 | 2204cfnacloQpOVtw||772 | ||
こんばんは^^ 久しぶりの感想になってしまいました―が!いつも影から見てたんですよ(*´▽`) 葵は、前向きですね^^ 今は、「いつか、自分をふった事を、後悔しろ!」的な思考が見られます(笑) 五十嵐…そんなんだったら、一生彼女出来ませんけど? 次回も楽しみにしてますね^^ |
雨芽 | 12/28 21:52:40 | 2202cf0ZELkSppHf6||299 | ||
感想ありがとうございます^^ 影からでも応援して下さって、嬉しい限りです(゜ーÅ) 「人生、前向きでなきゃ生きていけんよ。」的なポジティブさが売りの葵ですw それに対抗(?)し「メンドくせーからやだ」と引き下がる五十嵐なのです。。 次回は・・・ どうなるんでしょうか!?全く計画立てて無いです・・・ すいません、頑張ります。 |
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