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9693超人戦争バルトーク12/28 11:28:12212cfBcsmysAsVME
お久しぶりの投稿です。相変わらず、楽しんで書いてますが、作品のレベルは一向に上がりません(〃゚д゚;A
今回は、何だかんだで説明っぽいんですが、まぁそこはそれで。

前回キャラを下さった脳細胞の申し子様、ゆうじい様ありがとうございました。
能力がちょこっと変わっちゃいましたが、ご容赦くださいませ(*_ _)

第1話:http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9543.html
第2話:http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9582.html
第3話:http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9613.html

バルトーク12/28 11:28:452212cfBcsmysAsVME||446
「このアーシガム大陸の歴史は、殺戮と侵略の歴史だ。しかし、万物を構成する五行、木火土金水にちなんだ色の国を立て、それぞれを王が収める事によって、均衡をたもつことができたのだ。だが、お前たち聖十字会が現れた事でその均衡が崩れた。また血の歴史が始まるぞ……お前たちは、何のためにここへ来たのだ」

「金の王アバドーン殿。あっしらは、より良い世を作るためにここに参上いたしました。この戦、必ずやあなた様方に勝利をご覧に入れましょう。では、あっしはこれにて」

バルトーク12/28 11:29:142212cfBcsmysAsVME||24
金の王アバドーンの目の前から、妙な喋り方をする男は、まるで煙のように姿を消した。金の国の本営にあの男が現れたのは2ヶ月も前になるだろうか。自らをガルドと名乗り、聖十字会の人間だという以外は、何一つ明かさなかった男。

現在、緊張状態にある赤の国との関係。その直接的原因となったテロ事件を企て、単独で実行したのもあの男だ。そのおかげで幾人もの有能な人材の命が絶たれた。

バルトーク12/28 11:30:202212cfBcsmysAsVME||997
「危険な男だ……この国を滅ぼすやもしれん」
金の国参謀長の任につくグリーツは、そう考えていた。そして事態は彼が危惧したと通りに進んでいる。

「やはり戦は避けられぬか」
金の王アバドーンが苦々しげに呟く。彼をはじめ、首脳部の中には誰一人として戦いを望んでいる者はいなかった。しかし、ガルドという男1人の力で、国が戦争へと向っているのだ。

バルトーク12/28 11:31:202212cfBcsmysAsVME||395
「閣下、戦端を期す為にも明日、赤の王ゴルデオを殺害します」
私は、やはり軍人なのだな。とグリーツは自らを嘆いた。平和を望んでいるはずなのに、頭は戦争の事を、いかにして勝つかを考えている。
赤の国は、英雄王と呼ばれるほど王の影響力は強い。王を殺害し、その混乱に乗じ攻め入れば、我が軍に敗北はないだろう

「腕は立つのか」

「ライナス・S・ケルトナーの娘を使います。気性は不安定ですがうまくやるでしょう」

バルトーク12/28 11:32:112212cfBcsmysAsVME||172
ライナス・S・ケルトナーといえば、先のテロ事件での戦死者だ。能力者として優秀な人材でもあった。子沢山で有名であり、一家はどうなったのだろうか。戦争の悲劇といえばそれまでだが、あまりにも無意味な悲劇だ。

「ま、本人も父親の復讐を望んでいるようですし、なぁに死んだときはそれまでですよ」

バルトーク12/28 11:32:532212cfBcsmysAsVME||578


その夜、高台から赤の城下を見下ろす1人の少女がいた。
歳は15前後というところだろうか。少女は前髪を髪留めで止め、首から金の軍門である事を示す黄金の六面体をぶら下げている。

「父さん、僕は親不孝者かな。母さんにも泣かれたよ……だけど、父さんがつけてくれたアオイって名前、気に入ってるんだ。それに、この仕事が成功すれば母さんや弟たちは当分、生活していける。だから、僕に力を貸して下さい」

少女には、戦う理由があった。

バルトーク12/28 11:33:202212cfBcsmysAsVME||916


赤の王ゴルデオは、王宮の窓から月を眺めていた。
この王も強く平和を望んでおり、現在の状況には、頭を悩ませている。

「もはや、一刻の猶予もない……か」

ふと、気配を感じ、ゴルデオは後ろを振り向いた。その手には、火の宝剣とよばれる魔剣を握っている。寝室の戸の前に、少女が立っていた。

バルトーク12/28 11:34:62212cfBcsmysAsVME||140
「……来たか」
金が自らの命を狙う事は分かっていた。しかし、英雄王の名は伊達ではないのだ。そう簡単に命をくれてやるつもりはない。
刺客は少女であったが、単身乗り込んでくるのだ。腕は確かなのだろう。見かけで油断するつもりなど、ゴルデオは毛ほどもなかった。

「君に恨みはないけど、死んでもらうよ!」
アオイは、両の掌を合わせる。濃い青の光が室内を満たし、その光が刃となりゴルデオへと迫る。

バルトーク12/28 11:34:562212cfBcsmysAsVME||419
「火の宝剣、赤の国の護り手よ」
ゴルデオは、何をしたわけではない。ただ剣を頂上に掲げただけだ。その刹那、アオイの光刃はかき消され、場を静寂が支配した。

「そ、そんな……」

「火の宝剣よ、かの敵を討て」
掲げられた剣から、炎の渦が発生しアオイへと迫る。宝剣は炎に包まれ、より美しく優雅に輝きを増す。
能力の無効化、炎の発生。それこそが火の宝剣が持つ能力だ。

バルトーク12/28 11:35:422212cfBcsmysAsVME||986
「うわぁっ」
炎の濁流を、間一髪というところで横っ飛びに避ける。しかし完全に避けきれたわけではなく、左足にはやけどを負ってしまったのだろうか。痺れたように感覚がない。

「次で、終わりだ」
宝剣から炎が生まれる。
アオイは死を覚悟し目をつむった。姉妹や両親の姿がまぶたの裏に思い出される。

「ごめん、みんな……」

バルトーク12/28 11:36:312212cfBcsmysAsVME||293
しかし、炎が彼女に触れる事はなかった。目の前に立っている中背中肉の男が、両の掌で炎を防いでいる。

「お嬢さん、あんたが人殺すにはまだはえぇわな」

「あなたは……」
そこに立って、炎を防いでいる男は戦争へと導いた張本人。
ホーリークロスのガルドであった。

「新手か、だが」

「あっしを舐めると、痛い目を見やすよ」
ガルドは、炎を握りつぶした。炎の渦が消滅する。

バルトーク12/28 11:37:392212cfBcsmysAsVME||712
「ぬぅ……」
さすがにこれには、ゴルデオも怯んだようだ。
一歩退き、態勢を立てなおす。

「うおぉぉぉーー」
ガルドは、両の手を握り締た。掌に光の粒子が蝶が舞うように集まっていく。
場にそぐわない幻想的な光景だった。いや、戦場という非日常的な場所に相応しい光景だったかもしれない。
アオイは、ガルドの拳から10歩程離れているにもかかわらず、肌を突くような威圧感を感じ取る事が出来た。

バルトーク12/28 11:38:372212cfBcsmysAsVME||499
「天掌!神の拳を受けてみなせい」
光の拳を持つ男は、炎へと向っていく。
その距離は20歩程。

「させん、ここで死ぬわけにはいかんのだ」
火の宝剣から炎が生まれる。そして能力を無効化する力場を発生させた。
しかし光の拳は輝きを失わなかった。いかなるモノにも屈しない輝きこそ、ガルドの拳であったのだ。

バルトーク12/28 11:39:392212cfBcsmysAsVME||840
「御命頂戴しやす。お覚悟!」
2人の距離は既に5歩もない。
ガルドが跳躍し、跳躍の勢いを乗せ拳を槍のように突き出す。

「天掌!生まれ変わってきなせい」

「おのれぇぇぇーーー!!」
ゴルデオの存在が消滅した。
燃え尽きたわけではない。しかし遺体は跡形もない。

バルトーク12/28 11:40:272212cfBcsmysAsVME||730


「何事だ!」
「王が倒れた!!」
「城内全ての出入り口を封鎖しろ!ネズミどもを逃がすな」
城内には、そのような喧噪が響いている。だが、暗殺者の姿は既に城内どころか城下の中にさえなかった。

城下を見下ろす高台。そこにガルドとアオイの姿はあった。

バルトーク12/28 11:41:432212cfBcsmysAsVME||83
「なんで僕を助けたんですか」

「助けたわけじゃありゃあせんよ。火の王の命を取るにゃあお嬢さんは若すぎる。それにあいつには、死んでもらわなならんかったんでね」

「あのっ……」
アオイが呼び止めるが、ガルドは振り返らない。

「強くなりなせえ。この乱世で我を通には、強くなきゃいけねえ」
その言葉を耳にしたときには、既にガルドの姿はなかった。

バルトーク12/28 11:42:112212cfBcsmysAsVME||382
――金の国

「赤の王ゴルデオが倒れた一気に攻める!」
「先発隊出撃準備、追って本隊も出撃する」

戦の準備に奔走する兵たちを尻目に金の国の大庭園を睥睨していた金の王アバドーンは、隣の腹心に向って、呟くようにいった。

「グリーツよこの景色をよく見ておけ。明日には変わっているかも知れぬ」

バルトーク12/28 11:45:202212cfBcsmysAsVME||974
賢王暦24年。
創世暦4872年。

「このアーシガム大陸の歴史は、殺戮と侵略の歴史だ。しかし、万物を構成する五行、木火土金水にちなんだ色の国を立て、それぞれを王が収める事によって、均衡をたもつことができたのだ。だが、お前たち聖十字会が現れた事でその均衡が崩れた。また血の歴史が始まるぞ」
――金の王アバドーンは聖職者にそう言った。

バルトーク12/28 11:48:512212cfBcsmysAsVME||320
後書き

な、長い……短い話が書けません。
しかも、舞台背景が変わってるしorzいい加減な作者ですいません。

今回、一人称が僕の少女が登場してますが、いまいち使いこなせていません。しかも、前回に出てきたハニワの人の娘ですから。

こんな作品を読んでくださった方、ありがとうございました。
気が向いたら、過去や次回も読んでやってください(〃_ _)

バルトーク12/28 11:49:332212cfBcsmysAsVME||953
キャラ募集のお知らせ

このお話に、特殊能力をもった超人のアイデアを頂きたいです。
僕だけじゃパクリしか出てこないので皆さんのご助力をお願いします。

項目は、最低限
名前
性別
能力

あと、気が向いたら
プロフィールと所属軍。

ご協力お願いします〜
60%超の確立で、投稿されたキャラは次回に出てきます。
能力とか、出来るだけ詳しく書かないと好き勝手に改造されますんでよろしくですヾ(◎・ω・)ノ

12/28 13:41:175890cfXyfsBWw4jio||464
こんにちは〜*

お久しぶりです、バルトークさんm(__)m

「僕」の一人称は難しいですよね;
自分は「僕」の一人称に一回挫折したことがあるのです(苦笑
今回もとっても素晴しかったです+

…キャラ募集されているようですので
ちょっと参考程度にお願いしますm(__)m

名前:センメル
性別:男
能力:空気を操る

プロフィール
:24歳の音楽家。笛と弦楽器をこよなく愛しており、
戦場にて響く彼のレクイエムはなんともいえない儚さを感じる。
いつもは温和でにっこりと笑っているが、何を考えているのかさっぱりわからない。
音楽家といえども肉体は鍛えられ、俊敏。
常人には触れることも困難だろう。

12/28 13:42:565890cfXyfsBWw4jio||714
所属軍:無し。独りを望むが、向かってくる者には容赦はしない。
    基本音楽家なので、戦場には鎮魂曲を演奏に来る。

ちなみに空気を操ることで何ができるのかといいますと

・対象の周りを空気の壁で包み、動きを封じる。
・対象の上の空気を増やし、圧迫し…押しつぶす。
・波を作り出し、攻撃を跳ね返す。
・空気の流れを作り、自作の薬物を放つ→回収。


こんな感じでいかがでしょうか??

それでは、次回も頑張ってください+

ゆうじい12/28 13:54:35893cf14YYLjfEHfU||532
こんにちは、読ませていただきました
早速キャラを出してもらえて嬉しいです^^
キャラ募集また参加させていただきます

名前 ミッド
性別 男
能力 影を自在に操ることが出来る、
しかし影の原型は変えられない
影の濃さが濃いほど武器として使ったときに強くなる
プロフィール ガルドの良き相棒、ガルドの光とミッドの影の連携技は強力、
戦闘能力は高いが隠密行動を得意としている

こんなのでよろしければお使いください

バルトーク12/28 19:24:462212cfBcsmysAsVME||776
こんばんわ〜
武さんお久しぶりです(*´▽`)/

参考程度って、詳しすぎじゃないですか^^
いいですね。空気や風を操るタイプは特殊能力ものの少年漫画に一人はいますからね。
使いようは、いくらでも思いついてしまいます。

もしかしたら、僕の我が儘で変わっちゃうことがあるかもしれませんが、そんな事になっても許してくれますよね、ね!
次回も頑張らせていただきます。期待しないで待っていてくださいな(ノ*゚▽゚*)

バルトーク12/28 19:31:282212cfBcsmysAsVME||987
ゆうじいさんこんばんわ〜
前回に引き続きどうもです^^

ガルドさん、江戸前言葉?みたいなイメージで喋らせちゃいましたが、どうだったでしょうか?僕的には書いてるうちにとても気に入ってしまいました。
僕が気に入るということは、これからも活躍の可能性が大です(^m^*)

しかも、今回もキャラ募集いただいちゃって。
ガルドとどうやって絡ませようか考えるだけでワクワクしてきます。
どんな感じになるかは分かりませんが、まぁ期待しないでくださいヾ(@゚▽゚@)ノ


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