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9824あたしはナポレオン。+第11話+Kozue1/18 17:43:482183cfLbV0Uk36lqU
第一話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9589.html
第二話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9612.html
第三話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9633.html
第四話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9656.html
第五話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9680.html
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第七話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9736.html
第八話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9758.html
第九話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9780.html
第十話 http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9803.html

休憩の後に感想お願いしますm(__*)m

Kozue1/18 17:44:432183cfLbV0Uk36lqU||847
*佐々木一代(ささきかずよ)*
ごく普通の中学校二年生。母と一人暮らし。利発。

*ヴェール*
ゼウサラノとヴェーダの娘。お転婆で、一代と似ている。ヴェーダとヴェーラの住まい・フェルマー宮殿に住む。

*ヴェーダ*
ゼウサラノの妻。ヴェールの母。英知と美と感情の女神。双子神。

*ヴェーラ*
時と生と死の女神。双子神。

*大いなる女神・モンデント*
この世界の全てを司る女神。世界の創世者。

Kozue1/18 17:45:162183cfLbV0Uk36lqU||303
*ゼウサラノ*
神々の王。(=統べる者)権力と勇気の神。ヴェーダを妻とし、ヴェールの父。セントラル・パレス・オブ・ロードに住む。

*スア*
ドラゴン族の首長の孫。ようするに未来の首長。ひょうきんで、ヴェールと一代を支える。ちょっとマヌケ?

*アルヘンティー*
人間界の反対側にある、神々が治める世界。

*ルーラ・マンティー*
人間界の別称。ルーラ・マンティーからきた者は、偉大なる訪問者と呼ばれる。

*ルン*
いじわる妖精。フランス人形のような顔をしている。2397歳らしい。

Kozue1/18 17:45:332183cfLbV0Uk36lqU||468
*マルコス*
トリゼット村の村長のひまご。おバカさんで、役立たず。

*ヘラ・マキュアー*
ゼウサラノの妻。傲慢な性格。

*ギュイユ*
ゼウサラノとヘラの息子。統べる者の跡目を狙う。邪悪。

*コタンとバナ*
ヘラの御殿の警備員。名前がおいしそう。(ぉぃ。

*マエル*
ヴェールの元乳母。とにかく優しい。エルフの女性。

Kozue1/18 17:46:192183cfLbV0Uk36lqU||43
 町に出ると、そこの人々は、まさか統べる者が崩御したとは知らず、陽気だった。アルヘンティーではもうすぐ、神々の栄光と国の繁栄を讃える、【感謝祭】が一週間にわたって行われる。そして、場所はこのブルッハムンだ。

マルコス「そういえば、もうすぐ感謝祭なんだよなー。」
ルン「統べる者が亡くなったってのに、愉快なもんね。」
一代「いやでも、みんなはまだ知らないんだからさ。」

Kozue1/18 17:46:452183cfLbV0Uk36lqU||549
 ルンが、少し下を向く。

ルン「それにしても…ヴェールかわいそうよね。やっと父親に会えたと思った
    ら、死んじゃったのよ?悲しいわねぇ。」

一代「うん…。ヴェーダ様もかわいそうだよね。いきなり夫が死んじゃったんだ
    もんねぇ…。」

マルコス「悲劇だよなー…。」
一代「あたしのお父さんも、もう死んじゃったのかなー…。」

 空を見上げる。雲ひとつない、綺麗な空だ。

Kozue1/18 17:47:72183cfLbV0Uk36lqU||658
一代「つーか…仕事はどこ?!」

 ルーラ・マンティーではよく見かける求人ポスター。それが、このアルヘンティーにはないのだ。(当然か。)

ルン「そうねぇ…。最近は不景気だから…そんなにないんじゃないの?」
一代「そうかぁ…。」
ルン「一代、ほらあそこなんかどう?」

 ルンは、小さな宿屋を指差した。

Kozue1/18 17:47:482183cfLbV0Uk36lqU||964
マルコス「でも、何か募集してなさそうだぞ。」
ルン「あら、だったら募集させればいいじゃない。」
一代「え?どうやって?」
ルン「簡単じゃないの。スプラッシュでドッカーンと。」
一代「それはダメ!!!(゚д゚;)」
ルン「えー…。」
マルコス「何残念そうに言ってんだよ!(゚д゚;)」
ルン「仕方ないわねー、じゃあ、普通にいくわよ。」

 ルンは、宿屋の戸を叩いた。

Kozue1/18 17:48:112183cfLbV0Uk36lqU||298
宿主のジョー・カジー「はい?」
ルン「ねぇ、この子を雇ってくれない?」

 単刀直入にルンは言った。宿・カジーの店主のカジーは、もちろん困った顔をした。

カジー「とは言っても…。不景気で、これ以上は人を雇えないんだよ。」
一代「そこを何とかお願いします!私たち、お金なくて…。何でもします!」

 幼いころから家事は一通りやっていたので、宿では何でも出来る自信があった。

Kozue1/18 17:48:352183cfLbV0Uk36lqU||329
ジョー「でもねぇ…。」
ジョーの妻のサラ・カジー「あら、いいんじゃない?」

 店の奥から、ジョーの妻・サラが出てきた。

サラ「もうじき感謝祭じゃない。かきいれ時よ?」
一代「お願いします!><」
ジョー「うーん…。じゃあ、OKだッ!」
一代「きゃぁ!ありがとうございますッ!!」

 一代は飛び上がって喜んだ。

Kozue1/18 17:49:182183cfLbV0Uk36lqU||16
サラ「じゃあ早速働いてもらうわよ。お給料は、1日 10ティでいいかしら?」
一代「ルン、それってどうなの?」
ルン「そうねぇ、ルーラ・マンティーでは、500円くらいかしら。10ティならい
    い方よ。なんてったって不景気なんだから。」

一代「はいッ!お願いしますッ!」

 サラはにこっと笑った。人なつこい笑顔だ。

Kozue1/18 17:49:402183cfLbV0Uk36lqU||76
サラ「そういえば、まだ名前を聞いてなかったわね。お名前は?」
一代「佐々木一代です。」
サラ「ささきかずよ…?」

 サラが怪訝な顔をする。アルヘンティーでは、珍しい名前なのだ。

サラ「面倒くさいから、一代でいいわよね?私はサラ・ミラ・カジー。こっちの主人
   は、ジョー・ハン・カジー。」
一代「よろしくお願いします!」

Kozue1/18 17:50:142183cfLbV0Uk36lqU||830
ルン「じゃああたしたちは、ちょっとぶらついてるからね。」
一代「うん、じゃあねッ。」

 サラは、一代を戸の中に招いた。

サラ「いらっしゃい一代。綺麗な服ね。」
一代「ありがとう。最初は何をすればいいですか?」
サラ「そうねぇ…。ねぇあんた、201号室、誰かお客様いましたっけ?」
ジョー「ああ、黒い帽子を被ったお客様がいらっしゃったよ。」
サラ「なら一代、そのお部屋に行って、今晩のお夕食は宿で済ませますかって聞いて   きてちょうだい。あ、そうだわ、宿・カジーのエプロンしなさいね。」

Kozue1/18 17:50:392183cfLbV0Uk36lqU||18
一代「はいッ!」

 宿・カジーのエプロンは、薄い水色の地に、青でCassy(カジー)と刺繍されていた。

サラ「まぁ、よく似合うわ。」
客「すいませーん…空き部屋はありますか…?」
サラ「はいはいありますッ!じゃあ一代、お願いね!」
 
 サラは、客の応対に回った。ジョーは小さなフロントの整理をしている。

一代「はぁい!」

Kozue1/18 17:51:02183cfLbV0Uk36lqU||342
 一代は駆けて201号室に向かった。ドアは大きな木で出来ていた。ドアの横にはプレートがかかっている。下手くそな字で、【ウー】と書かれている。どうやら客の名前は、ウーというらしい。一代はドアをノックする。

一代「お客様、今日のお夕飯は、宿で済ませますか?」
ウー「夕飯か…。そうだな、宿で出してくれ。」
一代「はいッ。ではごゆっくりー。」

 実は、一代の母の実家は旅館だ。小さいころから、いつも客の扱い方を見ていた。

Kozue1/18 17:51:152183cfLbV0Uk36lqU||36
ウー「…ちょっと待ちなさい。君、名前は?」
一代「一代です。」
ウー「そうか…。いや、ありがとう。」

 一代は不思議に思いながら、201号室を出た。宿・カジーは、5階建ての宿屋だ。201号室は、2階にあり、フロントは1階にある。一代は、階段を駆け下りた。

Kozue1/18 17:51:522183cfLbV0Uk36lqU||652
一代「おばさん、ウーさま、夕飯宿で出して欲しいそうですッ。」
サラ「そう、じゃあ、ちょっとこのメニュー持ってもう一回行ってくれる?何がいい
   のか伝票とってきてね。」
一代「はぁーい!」 
 
 祖母の家のお手伝いとそんなに変わらない。楽しくなってきた。
 一代はウーの部屋のドアをノックする。だが、声が聞こえない。

一代「すみませんお客様、もう一度入らせていただきます。」

 そう断って、一代は部屋に入った。中では、ウーが写真を持って、静かに泣いていた。

Kozue1/18 17:52:392183cfLbV0Uk36lqU||895
一代「お客様ッ?!どうなさいましたか?!ご気分でもお悪いですか?!」
ウー「いや…気にしなくていい…。少し昔のことを思い出して…。」
一代「そうですか…。じゃあ、夕飯何にします?ここにメニューありますよ。」(ケロリ。

 ケロッとして一代は言う。
 ウーは、少しびっくりして一代を見やった。

ウー「君は…本当に面白い子だね。」
一代「えッ?!どの辺がですか?!(゚д゚;)」
ウー「…そういうところも、エリューに良く似ている…。」

 ウーは、少し寂しげな目をした。

Kozue1/18 17:53:62183cfLbV0Uk36lqU||882
ウー「僕は…エリューを捨てて、町を出たんだよ。アルヘンティーのいろいろなとこ   ろを探しているけれど、見つからないんだよ…。マレゥっていう、君くらいの
   女の子もいたんだ…。もう一回でも会いたいのに…。」
一代「そうですか…それで泣いてたんですね。」

 ウーは、一代に向いた。

ウー「本当に良く似ている…エリューに…。きっとマレゥも、君みたいになってるん
   だろうなぁ。」

 ウーは、父親の顔をのぞかせた。

Kozue1/18 17:53:432183cfLbV0Uk36lqU||850
一代「…エリューさん、きっとあなたを待ってると思うんです。どこかで、きっ
    と探し出してくれるって、信じて待ってると思うんです。大丈夫ですよ、絶
    対にまた会えますって。」

ウー「そうかな。本当に会えたら…謝らなきゃ。」

 くすりと笑う。

ウー「ありがとう、何だか希望がわいてきたよ。」
一代「いえいえ。あ、もうじき感謝祭ですよね。もしかしたらそこに来るかもし
    れませんよ、エリューさんとマレゥさん。」

Kozue1/18 17:54:522183cfLbV0Uk36lqU||647
ウー「そうだな…。うん、頑張って探すよ。そうだ、夕飯はスープとグラタンにして
   くれないかい?」
一代「はい、分かりました。では、ごゆっくり。」

 ドアが閉まる寸前、ウーの笑顔が見えた。

サラ「一代、ありがとう。じゃあ次はお掃除お願いねッ!」
一代「はぁいッ!」
 
 一代はふとウーが自分の父親と重なったが、それ以上は忙しくて考えられなかった。
 もし、父親に会えたら?言いたいことは山ほどある。だけど、その時になったら、何も言えないんじゃないだろうか。

Kozue1/18 17:58:342183cfLbV0Uk36lqU||927
 

 目もくらむような忙しさの中で、ふと一代はあることに気が付いた。

 アルヘンティーを救えたら、あたしは、元の世界に戻らなきゃいけない。
そしたら……
もう二度と、ヴェールや、ルンや、そしてマルコスと、会えなくなってしまうの?

 いつかは必ず来る、別れの時。その時あたしは、笑顔で別れられるの?
小さな不安が胸をかすめる。まるで、冬の身を切るような木枯らしのように。

Kozue1/18 17:59:202183cfLbV0Uk36lqU||544
□■休憩■□

一代の心が揺れてますねー…。
大変だ…

感想お願いしますm(__*)m

すみれ☆1/18 20:21:522204cfnacloQpOVtw||314
こんちゃ☆

一代!浦島太郎じゃないんだから、ずっと居たって、大丈夫なの。
浦島太郎は、竜宮城にいるだけで時間が進むけど、一代は大丈夫なのに。

ルン…気が合いそうだなぁ…☆(ぇ

マルコス…「そして」で良かったね。
「ついでに」じゃなくて♪(ぁ;

次回も楽しみにしてるね☆

ミル1/19 10:46:312194cf0t25W75q4.w||808
こんにちは〜

一代。悩んでるね〜。
でも、ずっとそっちに居たいからって、
アルヘンティー救わない訳には行かないでしょ;あんた何のために来てるのよ;

ウーって男の人。変な人だったね〜・・・。
けど、かわいそうだったね〜。
感謝祭でエリューとマレゥに逢えることを、祈るよ(−人−)

次回も楽しみに待ってるからね〜^^

Kozue1/19 19:45:522183cfLbV0Uk36lqU||452
□■すみれ☆■□

感想ありがとね♬

一代へアドバイスが来てますよ〜
一代「そりゃありがたい!でもさー、何かルーラ・マンティーに帰ってもつまん
    ないしなぁ…。」

ルン「ま、自分で決めなさいよ。」
とことん突き放すルンなのでした(笑)
そしてー、ルンは人気ですね!作者的にも好きなので、よかったです(何が。

マルコスもねぇ、ついでにじゃなかっただけ、マシですよ(笑)

次回もお楽しみに☆彡

Kozue1/19 19:49:82183cfLbV0Uk36lqU||49
□■ミル■□

感想ありがとね♡

一代、マジで悩んでるみたいです。
その時になったら帰らなきゃいけないんだけどねぇ…
マルコス「ずっといてくれてもいいんだけどなぁー。」
ルン「あんたね、ずっといても、あんたに一代が振り向いてくれる可能性は、万
    に一つも無いわね。ああ見えて、一代は利口な人が好きみたいよ。」

マルコス「がーん…( ̄□ ̄;)」
……ドンマイ!(笑)

ウーは自業自得な面もありますねぇー。
仕方ないっす。ドンマイっす。(笑)

次回もお楽しみに☆彡

Kozue1/19 19:52:222183cfLbV0Uk36lqU||893
□■作者よりお知らせ■□

アンケートの結果、次回作は、

LISK(仮定)

になりました☆(恋愛ものです)
お楽しみに〜


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