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9874腕の哭鎖3みみら〜1/24 19:51:452182cfRrURUipFX7o
フォトン・ユーディー (主人公)

みみら〜1/24 19:57:502182cfRrURUipFX7o||320
剣を引き抜く前に型を描く。

型の名は『赤奥蜂』

効果は簡単に説明すると脳内麻薬・・・

ほぼ常時かけられている脳のリミッターを外し、筋力を大幅に増大させる。

「気をつけろっ!あいつ・・・魔法を使うぞ!」

盗賊の一人が叫んだがもう遅い。

みみら〜1/24 20:8:122182cfRrURUipFX7o||367
加速する・・・加速する・・・

一人目だ。

「このっ!」

盗賊の振り下ろす斧の動きがコマ送りで見える。

俺は声も上げずに剣を振り上げる。

ギッ

みみら〜1/24 20:11:592182cfRrURUipFX7o||475
金属がぶつかり合ったにしては、あまりにも奇妙な音が鳴る。

否、剣は斧の柄を切断し刃の部分を中空へ飛ばす。

「なっ・・」

「盗賊風情が・・・」

会話はそこまで。

俺の剣は盗賊の腕を肩から切断した。

みみら〜1/24 20:16:322182cfRrURUipFX7o||233
「ぐ・・・ぎゃああああああ」

悲鳴が嗚咽に変わったとき、大将格の男が大声で叫ぶ。

「くそっ、俺達は帝都から派遣された兵だっ!」

そう言って帝都の紋章を高々と掲げる・・・が。

「ならばなぜ!盗賊の真似事などをしている!」

「・・・それは・・・言えん・・」

みみら〜1/24 20:19:462182cfRrURUipFX7o||587
言えない。

この言葉には二通りの解釈が出来る。

本物の盗賊だから、言えない。

または、密命ゆえに、言えない。

どちらにしても、

「だが、そんなことは俺には関係ない!ここを通せば、それが本当だろうが嘘だろうが見逃してやる!」

みみら〜1/24 20:24:572182cfRrURUipFX7o||268
盗賊達が道を開ける。

それが回答だ。

剣をしまわず、警戒を怠らずに盗賊達の間を通り抜ける。

「くそ・・・これでは計画が・・・」

そんな呟きが背後から聞こえた。

が、聞かなかった事にしよう。

荒野を抜けて草原の分かれ道に出会った。

みみら〜1/24 20:27:512182cfRrURUipFX7o||424
『東:ディレイ遺跡、西:スフェーン村』

看板にはこう書かれていた。

「・・・ディレイ遺跡?」

現代には無かった名前の遺跡だ。

怪しい。

無かったということは、現代までに遺跡が消滅するという事。

みみら〜1/24 20:31:292182cfRrURUipFX7o||888
戦争の前線からかなり離れているため戦争に巻き込まれることは無い・・・

遺跡が消滅するほどのエネルギーが、そう簡単に発生するか?

俺は踵を東に向け、歩き出した。

「よぉ、にいさん。一人旅かい?」

俺に似たような旅人のような風貌の男。

「まぁ、そんなとこだな。」

みみら〜1/24 20:37:262182cfRrURUipFX7o||86
「にいさん、知ってるか?」

「何をだ?」

男は少しもったいぶった後、口を開いた。

「ここから北に行った所の村が盗賊に扮した隣国の軍に襲われてるらしいぜ。」

北といえば・・・

「タバコが有名な、あの村か?」

みみら〜1/24 20:41:242182cfRrURUipFX7o||346
「なんだぁ、知ってたのかい。あそこは軍の駐留場が近いから少しの間は持つだろうが、下手したら地図から名前が消える事になるかもな。」

「いや、知らなかったが・・・そうか・・・」

あの盗賊、そうか・・・

「どうした?にいさん顔色がワリィぜ?」

「いや、つい4、5時間前にその村にいたものでな・・」

みみら〜1/24 20:44:532182cfRrURUipFX7o||237
「ははぁ、そりゃあ運が良いな。どうだ?俺も一緒に連れてっちゃくれねぇか?その運の良さにあやかりたいもんだ。」

「いや、先を急ぐ旅なんだ。」

「おいおい、冗談だって。だが気をつけろよ?最近色々ときな臭くなってきてやがるからな」

「あぁ、アンタもな。」

男と別れて遺跡へ足を急がせる。

みみら〜1/24 20:48:432182cfRrURUipFX7o||377
おそらく、あの盗賊は本当に帝都の兵だ。

盗賊に扮したのは隣国の軍服が手に入らなかったのと、村人を村から出さないため。

無理やり出ようものなら殺すのだろう。

・・・はぁ・・・胸くそ悪い・・・

あの大きな収入を上げている村を助けようとしなかったのが腑に落ちなかったが・・・

まさか、狂言で戦争に持ち込むために村を焼くとは恐れ入った・・・

みみら〜1/24 20:51:522182cfRrURUipFX7o||119
なるほど、あの盗賊がぼやいていたわけが分かった。

真実を知る者が現れてしまったのは確かに失策だな。

やっと遺跡が見えてきた。

「・・・ふぅ・・・」

馬も無く、こんなに歩いたのは久々だな。

「あれは・・・」

みみら〜1/24 20:58:392182cfRrURUipFX7o||354
くぼんだ土地。

しかし、そのくぼみに合わせて正方形の石が規則正しく並べられている。

さらに、石材の一つ一つに浮き彫りが施されている。

「これは・・・すごい・・・」

とそこで、

ガチッと言う音が。

みみら〜1/24 22:20:222182cfRrURUipFX7o||980
「・・・貴様がフォトン・ユーディーか・・・」

鎧を着込んだ魔道兵が5名ほど。

「過去へ来た時から名前を名乗った事がありませんので、現代の方ですか・・・」

「貴様が知る必要は無い。」

そう言って一人が手を振る。攻撃の合図だ。

『赤奥蜂』で全身の筋力の強化。『朱鷺』でさらにスピードを強化。

『絢鼠』で魔法発動速度と着弾速度の強化。

みみら〜1/24 22:32:192182cfRrURUipFX7o||582
しかし、それは相手も同じ。

左手で剣を抜き、右手で型を描いた。

「名を『槍狼』、疾き風は爪弾く。」

攻撃の方は術選択のために盟文を必要とする。

発動したのは風の刃。不可視なので先制攻撃にちょうど良い。が、

「名を『業獅』、苛烈の咆哮が消失に導く。」

みみら〜1/24 22:42:102182cfRrURUipFX7o||841
簡単に無効化されてしまった。

そして残り4人の魔道兵が型を完成させる。

「名を『灰蜘蛛』、白糸により束縛す。」

「名を『牢猿』、轡にて見聞き事言うを禁ず。」

「名を『金蠍』、微毒が力を蝕む。」

「名を『天狗』、光輝にて重力を消失す。」

みみら〜1/24 22:47:482182cfRrURUipFX7o||800
なるほど・・・こいつらは俺をどこかに連れ去る気だな?

俺は右手を躍らせ解呪の『業獅』を描く。

「名を『業獅』・・・くそっ!」

加速して迫る魔道兵の一人。

その接近に気付き型を解除し斬撃をかわす。

この状況を打破できる魔法は・・・無い。

みみら〜1/24 22:55:222182cfRrURUipFX7o||573
が、方法はある。

「名を『玖麟』、創世の闇より我を解放せよ。」

それは『哭叡』の型を破壊すること。


みみら〜1/24 23:2:12182cfRrURUipFX7o||829
第3話完〜

『赤奥蜂』=セキオウホウ  『灰蜘蛛』=ハイグモ   『哭叡』=コクエイ

『朱鷺』 =トキ      『牢猿』 =ロウエン

『絢鼠』 =ケンソ     『金蠍』 =キンカ

『槍狼』 =ソウロウ    『天狗』 =テンク

『業獅』 =ゴウシ     『玖麟』 =クリン

みみら〜1/24 23:35:22182cfRrURUipFX7o||408
コピペ用

哭鎖1= http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9781.html
  2= http://bbs.chibicon.net/bbs/t12-9813.html

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感想もヨロシク〜w

O-O1/25 22:12:312101cfii8NAI7el5E||958
こんばんわー^^
正直2個くらいしか読めなかったです・・w凡人なんでね。
難しいと、先入観があったんです、それほどでもなく、
濃い物語だな、と思います。
能力系の話は全般的に好きです!
漫画にしたらもっと面白そうですね!!

次回も楽しみに待っています^^

バルトーク1/28 10:46:222212cfBcsmysAsVME||658
こんにちわ^^
多勢に無勢でも怯むことなく、ユーディーの強いっす。
盗賊に扮した帝国兵など、敵でもないですが恐らく現代の魔術士には苦戦しているようすです。襲撃者もそうとうの手慣れなのでしょうねー。
しかし!哭叡を破壊すればだいじょーぶらしいのですが、なにがどう大丈夫になるのか今の段階ではさっぱりです。これは次回も見逃せません。
技の名前もカッコいいです。まったく読めませんでしたけどw


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